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2008年4月12日 (土)

ドジ力=発明力?

自分の経験からは、雑でドジで抜けてる面があればあるほど、また、周りからアイツは何をするか分からんから大事な仕事は任せられないと見られているときほど、発明がどんどん湧いてくるということがあります。

昔の僕はそうでした。子供の頃から。付き合う友達は皆、優等生とは正反対の似たもの同士という感じで、中学校時代は、掃除はさぼるわ、遅刻はするわ、放課後の合唱練習もさぼるわ、雑でズボラでチャランポランで無責任という感じで過ごしていた。成績はまあまあだったが、僕がクラス委員なんてとんでもないという感じだった。僕も含めて親しい奴らは皆、拘束されるのが嫌で「学校嫌い」という感じだけど、気の合う仲間が居たから、結構、楽しかった。

このように、中学時代の友人たちは、皆、適当で良い加減な奴らばかりだったけど、あいつらとは不思議とすごく気が合った。高校からは、エリートっぽい人たちが進む進学校に行ってしまったので、最初の頃は、なかなか気の会うヤツに出会えなくて苦労した。徐々に出会ったが。

その傾向は、20歳代でサラリーマンをしてた頃も続いてて、上司や同僚は「アイツはドジで抜けてる、何をするか分からんから大事な仕事は任せられない(仕事はある程度はできるのだが)」と思われてたと思う。上司と衝突することも多かった。

また、30歳代で独立してからも、しばらくは、この性格が少しは続いていた。しかし、独立して、やはり「顧客の信頼」を得なければ、とやってるうちに、この性格は徐々に無くなっていった。今の僕の顧客はみな、僕のことを「ミスをしない、ソツのないタイプ」の人間だと思っていると思う。

このように変わったのは、独立したためだけでなく、時代が、「ミスが致命傷になる、デジタル時代」になったためもあると思う。アナログ時代とは違って、パソコンで金額の数字を一桁違って入力しただけで会社が倒産することもある時代は、「ミスをしない」性格にならなければ、やっていけない。進化論よろしく、僕も、そういう時代の変化に適応したのだろう。また、「ソツのない」の性格にしても、取引先にだまされて仕事や生活を失わないためには、顧客から仕事をもらうためには、必要なことだ。僕のことを「根っからのエリート」だと見ている顧客もいるのかもしれない。

しかし、困ったことに、そういう性格やタイプになってから、発明を思い付かなくなった。昔なら、発明がどんどんと自然に湧いてくる感じだったのが、無くなった。

大発明をするためには、「飛躍」できる人(「見る前に跳べ」というタイプ)、世間体などを捨てて「捨て身」になれる人、「カオス」(無秩序・混沌)と「熱狂」(狂気)を内部に抱えてて「不安定」な人、である必要があると思う。

要するに、発明は、ハチャメチャで不安定な人生から生まれるもので、秩序ある安定した人生からは生まれないものなのだろう。

今の僕は「秩序を大事にする安定した常識人で、つまらない大人」なのだろう。だから、発明が出なくなった。

昔の性格に戻るべきなのか、戻れるのか? どうすべきか? 今の僕の課題である。

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