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2008年4月 4日 (金)

加圧トレーニングの特許

一昨日(2008/4/2)の日経新聞夕刊に、手足にベルトを巻き付けて運動すると、短時間の軽い運動でも激しい運動をしたようになり、筋肉増強効果が数倍になるという「加圧トレーニング」が紹介されていました。ベルトを巻きつけることで毛細血管が広がって疲労物質の血中濃度が上昇し、慌てた体が成長ホルモンなどを盛んに分泌して筋肉が増強されるという仮説のようです。プロの野球選手などには愛好者が多いそうです。

考案者は東京都のSさんという方で、加圧トレーニング方法についての特許を取得していると記事にでていました。それで、IPDL(特許電子図書館)で探してみると、ありました!
特許第2670421号で、その特許請求の範囲は次のようなものです。

【請求項1】 筋肉に締めつけ力を付与するための緊締具を筋肉の所定部位に巻付け、その緊締具の周の長さを減少させ、筋肉に負荷を与えることにより筋肉に疲労を生じさせ、もって筋肉の増大を図る筋肉トレーニング方法であって、筋肉に疲労を生じさせるために筋肉に与える負荷が、筋肉に流れる血流を阻害するものである筋力トレーニング方法。

この方は、この加圧トレーニングの関係だけで、スポーツジムを経営する会社などの名義で既に十数件の特許を出願され、数件の特許を取得されています。すごいです。

上記の特許は、基本特許のように思われます。上記の赤色で示した部分を満たせば、それだけで特許侵害になってしまいますので、(もし無断でやれば)加圧トレーニングのかなりの部分が、この特許を侵害してしまうのではないでしょうか。

いずれにせよ、他の特許もありますし、同業他社は要注意でしょう。

P1000004

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