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2009年2月10日 (火)

「かんぽの宿」と謀略史観

詳しくないが、昔から謀略史観というのがある。

明治維新はフリーメイソンの謀略だったとか、・・・はユダヤの謀略だとか、いろいろ。確かに、何でも、理由付けは可能だから、ある文脈を選んでそこから説明しようとすれば、何でもそういう文脈で説明できてしまう(一部に無理筋の論理はでてしまうのだが)。マルクス主義も唯物史観とヘーゲル弁証法で世界の全てを説明しようとした。

宗教でもそうだろう。ある文脈から世界を説明しようとして説明できてしまう。オカルト科学もそうで、最近はオカルト科学雑誌は低調で「ムー」しかなくなったらしいが。少し前に「国策捜査」などでブームになった佐藤優さんなどもこの系譜になるのだろうか。

かんぽの宿のブログ記事を見ても、謀略史観の下で説明しようとしているものが少なくない。郵政民営化は米国資本の謀略で、小泉・竹中両氏と宮内氏(オリックス)はその走狗だったというものだ。つまり、郵政民営化の真の目的は、郵便局の不動産などの資産を外資が格安で手に入れること、簡保の顧客を外資保険会社(保険業に進出しようとしているオリックスを含む)が奪うことなどだったというものだ。

一般には、謀略史観は、眉唾ものが多いのは確かだ。

でも、最近の、特にテレビのワイドショーなどの動きを見ていると不思議で、本当にそういうのがあるのかもしれないな、と思う。

かんぽの宿の疑惑では、国会で疑惑追及の動きがあり、ネットでもいろいろ話題になっているのに、特にテレビのワイドショーなどの動きが異常に遅いのは何故なのか。今日(2009/2/10)のテレビ欄を見ても、この問題を扱うものは出ていなかった。

今日の朝日新聞を見ると、社会面にこの問題が比較的大きく出ていたが、何故か、「騒ぎを大きくしたくない」という感じで、事実を淡々と書くだけで腰が引けた書き方だなという印象を受けた。今日の日経新聞でも、4面にかなり大きく出ていたが、「最終入札はオリックス一社だけだった(だから「入札」とはいえない)」という事実は見出しだけでは全く分からなくて(見出しは「最終選考は2社」と載っていたので、見出しだけ見るといかにも最終入札が2社で行われたと誤解するような書き方だった)本文を最後まで読まないと分からない、それに対するコメントもなく、すごく冷静に事実だけを淡々と記述していた。社民党の保坂議員のブログによると毎日新聞は1面トップで鋭い見出し(入札額は日本郵政の創作)を付けていたようだが。

以下はあるブログ(株式日記と経済展望の2009/2/1付け)の引用です。

「・・・国会審議などでも大きな問題になっているにもかかわらず、今日の「報道2001」でも「サンデーモーニング」でも「サンデープロジェクト」でも報道されていませんでしたが、報道するだけのスキャンダルであるとは思わなかったのだろうか? 「かんぽの宿」は日本全国に展開されているホテルチェーンでありオリックス不動産がたったの109億円で落札した。しかし落札するまでには多くの入札辞退などがあり非常に不透明な入札だった。

株式日記」でも以前にも書きましたが、竹中平蔵という人物はテレビ業界に深く影響力を持つ人物であり、モルガンスタンレーのフェルドマンと組んでテレビ局の高給取りに対して資金運用などをしてコネクションを作っていった。だから最近テレビに出まくって構造改革を擁護しているのもテレビ局に広く人脈を築いているからだ。だから押さえの効く番組には圧力をかけて「かんぽの宿」疑惑報道を抑え込んでいるようだ

神奈川県警が「都内」で大相撲の力士を大麻所持で捕まえましたが、若麒麟という力士は去年の大麻事件でも疑惑の力士として週刊誌にも書かれていた力士ですが、ばれずに済んでいたのは神奈川県警が泳がせていて、小泉竹中一派にまずい事が起きた時の為にスキャンダルをストックしていたのではないか? 植草一秀氏が品川で神奈川県警が痴漢行為で捕まりましたが、神奈川県警は「都内」でも逮捕権があるのだろうか? 現行犯ならあるのだろうか?

神奈川県は横須賀も管轄地区でありますが、小泉純一郎の選挙区でもあり、小泉純一郎と神奈川県警とは深い仲なのだろうか? 小泉純一郎の祖父は稲川会のヤクザであり国会議員でもあった。だから地方の警察組織に大きな影響力を持っていてもおかしくは無い。だから神奈川県警が「都内」で逮捕権を行使が出来るのも、国政に大きな影響力がある人物がいるからだろうか?

だから昨日から今日にかけては大相撲力士の大麻で逮捕はニュースでも大きく扱われてワイドショーなどでもその報道で埋め尽くされている。これは「かんぽの宿」疑惑を大事にしないための工作ではないかと思う。だから神奈川県警が大相撲の力士を「都内」で現行犯逮捕したということで何かピンと来るものがある。」

以下も同じブログの2/5付けからの引用です。

「外資系証券会社は成功報酬の給与体系だから、儲けた利益の何割かを報酬としてもらえる。だから外資系投資銀行の社員は貪欲にビジネスして数億円の年収を手にすることも珍しくは無い。彼らは一つの会社に数年在籍して荒稼ぎして会社を退職していく。問題が起きても問題を起こした社員は会社に在籍していないから外資はしらを切って逃げてしまう。つまりヤクザと外資は体質がよく似ている。だからサブプライムの証券化という詐欺ビジネスを起こしたのだ。

昨日もTBSの番組で久米宏の番組に外資のスポークスマンの竹中平蔵が出ていましたが、テレビのワイドショーなどは外資とヤクザに押さえられているのだろう。ワイドショーのプロジューサーやデレくターなどにおいしい投資話を紹介して取り込んでしまえばどうにでもなるのだろう。だから竹中平蔵はテレビに出まくって世論誘導をしている。昨日の番組などはその典型であり、久米宏は台本どおりの単なる役者に過ぎない。田原総一郎も同じだ。B層は有名なジャーナリストの言う事はすぐに信じてしまう。」

以下も同じプログの2/6付けからの引用です。

「小泉内閣におけるあまりにも強引な郵政の民営化の裏にはアメリカ政府と保険業界からの強力な圧力を感じますが、テレビを見ていれば朝から晩まで外資系保険会社のCMがひっきりなしにオンエアーされている。新聞などにとってもアリコやアフラックといった外資は大きなスポンサーだ。だから郵政の民営化に関する報道には圧力がかかっている。

竹中平蔵がテレビに出まくるのも外資の後押しがあるからで、営業上公正なニュース報道などは出来るわけが無い。
しかし外資の本尊であるアメリカのAIGは実質的に経営破綻して日本のアリコなどの子会社も売却先を探している状態だ。だから郵政民営化の勢いも無くなってきており、それが政界にも波及してきている。だから自民党内の外資族議員も孤立しがちだ。

「かんぽの宿」施設の払い下げは外資にとっても不動産ビジネスの目玉でしたが、アメリカの投資銀行も整理されてFRBの監督を受けるようになり、強引なビジネスは出来なくなった。メリルリンチはオリックスと日本郵政の西川社長と組んだインサイダー取引をしたようだ。外資はもともとインサイダーやりたい放題で捕まる事はめったに無かった。しかしアメリカもオバマ政権に代わって外資も後ろ盾が無くなったようだ。」

上記のブログは、「ここは陰謀論を前提にしたサイトだ」というコメントが何個か寄せられており、そうなのかもしれない。でも、上記の文章だけみると、僕にはすごくまともな見方だと思える。

最近のテレビ(特にワイドショー)の、かんぽの宿の問題に触れようとしないという不思議な動きを見ていると、テレビ局の社員たちは小泉・竹中両氏と近い関係にあるから、この問題に触れるのを「自粛」しているという見方は、十分に頷けるものがあると思う。

要するに、国会議員の一部とネットの一部はこれは大疑惑になると大騒ぎしている(日本新党の亀井静香さんなどは西川社長の背任(未遂)罪での刑事告発まで言及している)一方で、テレビと大新聞は極めて冷静であり騒がずに見守るだけという姿勢を守っている。どちらかが「偏っている」ということであり、偏っているのがどちらなのか、そのうち分かるだろう。

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コメント

こんにちは(いま、12日10:00頃です)

全く、同感ですね。
朝日や日経がこんなに無視した態度とは。
僕は最近思うのですが、
人間は間違える、どんなに用心しても間違えるってことです。

でも、間違えたとき、それに向かって、真摯に向き合えるか。
このことが大切なんだと思います。
ひょっとしたら、いま一番大切かも、と考えたりします。

投稿: xtc4241 | 2009年2月12日 (木) 10時06分

xtc4241さん
コメントありがとうございます。
まあ、ブログで個人がちまちま発信するだけでは、権力に対抗できないと思います。
権力に対抗するには朝日や日経などの力を持った大組織が必要だと思うので、これらのマスコミには、反省しつつ頑張って欲しいと思います。

投稿: 寝たろう | 2009年2月12日 (木) 10時20分

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