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2009年3月15日 (日)

阿久根市の竹原市長の「卒業生に送る言葉」

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50歳)。2008年8月に市長に当選後、議員の定数を10削減して6にする条例改正案を提案(議会は否決)したり、人件費削減を訴えるため市のホームページに全退職者の退職金や全職員の給与明細を公開したり、今は議会からの不信任決議に対抗して議会を解散し、全国的に注目されている。

この市長のブログ「住民至上主義」を見たが、この人は今、「日常生活の冒険」(大江健三郎の小説のタイトル)の真っ最中なのだな、と思った。僕と同じ年代の人だけど。「志のために自己愛を捨てる」という努力をしている人ではないかと感じた。

このブログの本年3月12日付けエントリに、「中学校卒業式祝辞」が掲載されていた。読んだけど、この市長らしい、今のKY(空気読めない)の風潮に対して「努力に裏付けられた自信」と「結果に対する覚悟」を持って空気を作れる自立した人間になってほしいという考え方、「他人に見せない自由な努力」によって「自分で自分を尊敬できる人間」になってほしいという考え方には共感した。以下に引用しておきます。 

「祝辞 阿久根市立阿久根中学校の卒業式が挙行されるに当たり 一言お祝いの言葉を申し上げます。

これからは 今まで以上に自分で考えて 行動しなければなりません。自立することが求められます。
空気を読めないという意味でKYという流行語があります。もともと空気を読む というのは、芸人がお客さんのご機嫌をうかがうという意味です。芸人はお客さんの反応を感じながら演技します。それが仕事です。
自立している人間にとって、他人はご機嫌をうかがうべきお客さんではありません。
また、なんでも相手に合わせて自分の色を変えるような人間は本当に信用される事がありません。私は常に空気を読む癖がついてしまった人は 本当に不幸だと思います。

努力に裏付けられた自信と、結果に対する覚悟が自立の基本です。自立した人間はしょっちゅう他人の顔色をうかがうことはいたしません。
例えば野球選手のイチローが打席に立つだけで空気が変わります。空気は読むものではなく 人が心で作るものです。
今は出来なくても、日々、努力を続ければ心の内側に積み重ねられたものが溢れ出る時が必ず来ます。 空気を作れる人間になることができます。

その努力は他人に見えないところでやるものです。そこには本当の意味で こころの自由があります。他人に見せない、自由な努力によってこそ自分を尊敬できるようになります。
阿久根の義務教育を終える皆さんには、周りの顔色をうかがったりする必要のない人間に育っていただきたい。
不思議な事に、見せ掛けだけの人の周りには同じような種類の人が集まります。
人間関係で失敗したら、隠れた努力が足りなかったか、超えるべき あるいは耐えるべき試練と考えるしかありません。
「他人のせいで起こることは何もない。」
そのように考えてください。これが本当に自立した 自分の人生を引き受ける人間の態度です。

皆様の御健康と御多幸を心からお祈りいたしましてお祝いの言葉とします。
  平成二十一年三月十二日       
    阿久根市長 竹 原 信 一」 

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