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2009年3月 3日 (火)

森永卓郎さんの「かんぽの宿売却問題は大疑獄事件の一端である」という記事を読んで

経済アナリストの森永卓郎さんが、BPネット SAFETY JAPANの中で2009/3/2付けで「かんぽの宿売却問題は大疑獄事件の一端である」という鋭い記事を書いている。僕は評論家の仕事は分からないが、竹中さんや小泉さんと親和性の強い日経グループの中でこういう主張をすると、今後の仕事を干される可能性もあるのではないだろうか。その意味で、さすが森永さん、勇気のある発言だなと思いながら読んだ。

なお、竹中さんやそのお友達の方からは「これまでの調査ではかんぽの宿に関して不正をはっきり示す証拠は出ていない」という意見が出されることが多い。しかし、この森永さんの記事の中でも言及されているが、既に、すごくおかしなこと、怪しい情報は沢山でているように思う。つまり、刑事裁判でいう「直接証拠」(例えば、犯行の自白や目撃証言)はまだ出ていないけど、「間接証拠(状況証拠)」(例えば、犯行の動機、事件の後に急に金回りが良くなった、事件の後に急に引っ越したなど)に相当するものは沢山出ているように思う。権力や公益的性格を有している個人や大企業に関して、このような不正を感じさせる状況証拠が沢山出てきている以上、マスコミ、国会、検察などが早急に動くべきなのは当然だと思う。

以下に、上記の森永さんの記事中で重要だなと思った部分を一部引用しておきます。

報道によると、日本郵政の担当者はこの入札について「企画提案コンペのようなもの」と述べて、一般競争入札とは異なることを認めたという。それにしても、企画提案という言い訳もいったいなんなのか。かんぽの宿を売り飛ばすだけなのに、企画提案なんてあるのだろうか。これまた不可思議である。」

・・・「企画提案」という言葉は意味がよく分からなかったが、森永さんの文章で、ごまかしの可能性が高いことが少し分かった。

「まだまだおかしなことがある。かんぽの宿売却の際に、最終的には全額は払われなかったものの、メリルリンチに対して成功報酬を含めて6億円以上のコンサルティング費を支払う予定になっていたという。だが、コンサルティングといっても、ちょっと入札の仕組みをつくって相談に乗ってやるだけのことではないか。わたしもコンサルティングの会社にいたことがあるが、その経験から考えれば、そんな巨額の費用がかかるはずがない。どんなに高く見積もったとしても、せいぜい数千万円どまりではないか。」

・・・僕もこのアドバイザリー契約は怪しい点が多いと思う。特に、「成功報酬の最低保証が6億円」というのは、「成功報酬は原則として売却額の1.4%という数字」(この数字だと、売却額123億円×1.4%=1.7億円が成功報酬となる)と全く矛盾しており、メリルリンチ日本証券への「寄付(利益移転)」を図った可能性が高いと感じる。

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