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2009年8月12日 (水)

自動車メーカーの苦境

トヨタが超優良企業と言われたのも昔話になるのだろうか。ホリエモンのブログからの引用。

というよりは、日産の戦略は大手自動車メーカーの断末魔の叫びのような気がする。トヨタみたいに余力の有るところはハイブリッド車でお茶を濁してガソリンエンジン技術の延命を図ろうとしているが、結局日産や三菱のように余力の無いところがメーカーにとっては禁断の果実である電気自動車の普及拡大に舵を切る。そして、大手自動車メーカーは単なる薄利多売の組み立て販売メーカーになっていく。

1995年のウインドウズ95が出た頃から今までの15年間、日本の家電・パソコンメーカーはずっと低収益に喘いできた。OSやCPUなどの収益を生む戦略基幹部品を米IT企業が押さえてたので、日本メーカーはワンオブゼムになって付加価値の低い組み立て領域しか担当できなかったからだ。

同じメーカーなのに、家電・パソコンと自動車という扱う商品が違うだけなのに、なぜトヨタはあんなに高収益なんだ?とずっと疑問に思ってた。

今まで、自動車メーカーが、家電・パソコンメーカーのような悲惨な目に会わないで来れたのは、パソコンと自動車とで、商品特性として、次の2つが違うからだろう。

1.自動車のガソリンエンジンの製造は長年のノウハウの塊で、新興企業が真似しようとしてもできない。

2.自動車の部品点数はパソコンに比べて桁違いに多いので振興企業では工程管理できない。

この中の「1」のガソリンエンジンがバッテリー(とモーター)に代われば、自動車メーカーの優位性はなくなる。家電メーカーがバッテリーを製造し、新興メーカーに売れば、車が作れる。ホリエモンも言っているが、少し前に注目された燃料電池車よりも電気自動車の方が実用化に関して筋が良い、というのは確かだろう。エネルギー供給ステーションなどのインフラ装備が安く済むからだ。それと、バッテリーは、感電の危険はあるとしても、爆発の危険(特に、衝突時の爆発の危険)がある水素を使う燃料電池と比べたら、取り扱いがずっと容易だろうから。※なお、ホリエモンも言ってるように、ハイブリッドカーは自動車メーカーがガソリンエンジンを生き延びさせるために出した答えの一つだという見方があるが、もっともだと思う。

「2」の部品点数については、モジュール化が一つの答えになる。自動車の部品点数がどのくらいか知らないけど、仮に1万点としても、100個の部品を1個のモジュール(複合部品)にして部品メーカーから供給を受けたら、100個のモジュールを管理すればよいだけになって新興メーカーでも容易に管理できる。

日本人としてはトヨタなどが苦境に陥るのは困るけど、消費者としては安い自動車が出るのはハッピーだし、時代の流れと受け入れるしかないのだろうか?

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