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2009年8月28日 (金)

小泉・竹中構造改革と新自由主義(新古典派経済学)

小泉・竹中構造改革と新自由主義(新古典派経済学)について、森永卓郎さんの解説が面白かった。小泉・竹中構造改革の本質が、経済理論の面から、良く分かる(ような気がする^^;)。以下に一部引用。

新古典派経済学がそれまでの経済学と大きく違っているのは、付加価値創造に関する考え方である。新古典派経済学によれば、付加価値をつくるのは資本家である。資本家は、財の市場からトラックや製造機械などの資本財を調達し、労働市場から労働力を調達する--この2つを組み合わせた瞬間に付加価値が生まれると考えるわけだ。

 これに対して、それまでの経済学では、付加価値をつくるのはあくまでも労働者であった。労働者が、一生懸命努力していい製品やサービスを創造することで、付加価値をつくっていくと考えてきたわけだ。

 要するに、新古典派経済学によれば、経済成長の担い手は資本家なのであって、けっして労働者ではない。だからこそ、資本家を大切にすべきだという論理になり、彼らへの分配を手厚くするわけだ。資本家にとって、労働者は付加価値を生むための部品に過ぎない。だから、道具と同じであって手厚く処遇する必要はないと考える。できるだけ低い報酬でこき使い、稼いだ報酬からも徹底的に税金を搾り取る。使えなくなったら、使えるものと交換すればよいだけのことである。」

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雑談(政治関係)」カテゴリの記事

コメント

労働市場の流動化が同時に進まないから
資本家の労働力の一方的な搾取となって
しまうのでは?

労働力を持つ側が労働者だとすれば
自由な労働市場により、より高く買って
くれる企業に労働力を売るという発想が
出てきます。

しかし、労働権がガチガチに固まって
自由な労働力の売り先が見つからなければ
資本家の意思に黙って服従するしか無くなるのでは?

ともすれば正社員の権利が保障されている為に
景気の波のバッファとして派遣やアルバイトが
重宝されるのでは?

森永さんにしろ貴方にしろ、資本家や資本市場
ってものをなんか目の敵にしている感じです。

日本企業は小泉・竹中路線以降、配当性向を引き上げて
居るにもかかわらず、何故株価は一向に上がらないのでしょう?

貴方らは株式市場の高低なんて全く興味ないのでしょうね。預貯金よりも配当利回りが高い安定企業はゴロゴロ
しているのに、そう言った事には目もくれない。

視野が狭すぎませんか?労働者と資本家といった階級に
二分化するのは、もうそろそろ卒業しませんか?

投稿: imadoki64 | 2009年9月 3日 (木) 04時10分

imadoki64さん
>貴方らは株式市場の高低なんて全く興味ないのでしょうね。預貯金よりも配当利回りが高い安定企業はゴロゴロしているのに、そう言った事には目もくれない。

株式市場の高低は興味ありますよ。

>視野が狭すぎませんか?労働者と資本家といった階級に二分化するのは、もうそろそろ卒業しませんか?

労働者と資本家というか、搾取される側と搾取している側、例えば、派遣労働者と郵政利権に浴しているオリックスや竹中平蔵さんなどとの対比は、今なぜそういう状況が起きているのか、それを無くすにはどうしたらよいのかを政治が考えるために、今でも有効だと思います。今でも有効なのに、なぜ「卒業」しなくてはならないのでしょう。

投稿: 寝たろう | 2009年9月 3日 (木) 10時25分

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受信: 2009年8月29日 (土) 13時06分

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