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2009年8月10日 (月)

阿久根市長の裁判対応は天才的?

こちらからの2009年7月30日 読売新聞の一部転載

阿久根市職労訴訟 「市は裁判放棄」職労側、勝訴に自信 鹿児島地裁で29日に開かれた、阿久根市職員労働組合が同市を相手取り、庁舎内にある組合事務所の使用許可取り消しの無効を求めた訴訟の初弁論。市側は全面的に争う姿勢を見せながらも、「裁判費用に税金が使われることや、裁判官も公務員であり、公平な立場に立てない」などを理由にして出廷しなかった。(中略)この日、取材に応じた竹原市長は「裁判官は自治労と同じ公務員の仲間。負けると分かっている裁判に税金を無駄遣いさせるつもりはない」と語った。」

この記事を見て、竹原市長は裁判を軽んじる人だとかの印象があるかもしれない。

確かに、市役所などの役所が裁判を欠席するというのは「ぶっ飛んでる」というか、前代未聞だろう。

しかし、僕は、この役所による裁判への欠席というのは、今まで公務員や役所の建前や呪縛にとらわれていたために誰も考え付かなかっただけで、本当は素晴らしいやり方ではないかと思う。

まず、この裁判の事件では、市長の選挙中に、阿久根市の担当職員が、市長代理の形で、いったん自治労に1年間の使用許可を出しているから、これを覆すのは、もともと市長側には難しい。だから、まじめに裁判をやっても、税金の無駄、時間の無駄になる可能性が高い。

また、そもそも、この裁判は自治労が起こしたものであり、それにいちいち「応訴する法的義務」は全くないのだから、欠席したからといって裁判軽視などと言われる筋合いはない。

さらに、この裁判で頑張らなくても、自治労に対して、「来年の4月の契約更新はしない、だから来年の4月からは直ちに退去せよ」、とすることは完全に有効だ。とすると、どうせ、あと数ヶ月で来年の4月になって出て行ってもらうのだから、これ以上、無駄なエネルギーや税金を使う必要はない。

極めて合理的で戦略的なやり方だと思う。

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