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2009年10月22日 (木)

高相被告にウソの供述を「指示」した酒井被告の代理人弁護士の罪は?

高相被告、”ウソ供述”していた!」という記事(以下に一部引用)。

女優・酒井法子被告の夫で、覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われた自称プロサーファー、高相祐一被告(41)の初公判が21日、東京地裁で開かれた。起訴内容は大筋で認めたが、使用場所を公園から自宅とこれまでの供述と一転。「酒井被告の覚せい剤使用を隠すためだった」と妻をかばうために、うその供述をしたことを明かした。(中略)

高相被告が捜査段階での供述でうそをつき、酒井被告の覚せい剤使用を“隠ぺい工作”していた。(中略)

高相被告は起訴事実をおおむね認めたが、裁判官から「公園の公衆便所で吸引した」ことを確認されると「トイレでは使用していません。自宅で吸引しました」と否認した。取り調べでの供述を一転させた理由に「当初は法子の逮捕前だったので隠そうと…」とポツリ。自宅での使用を認めることで、酒井被告と薬物が結びつくことを恐れたことを明かした。(中略)

さらに酒井被告の代理人で、当時、高相被告の弁護人でもあった榊枝真一弁護士からも「(自宅は)まずいから公園で使ったことにして」と指示されたという。供述を覆したのは、現在の弁護人に正直に話すように諭されたためで「(酒井被告を)かばう必要がなくなった?」と尋ねられるとうなずいた。

上記のように、「酒井被告の代理人で、当時、高相被告の弁護人でもあった榊枝真一弁護士からも「(自宅は)まずいから公園で使ったことにして」と指示されたという。」というのが事実なら、この弁護士は、何かの罪になるんだろうか?

もし高相被告が後の酒井被告の裁判で「ウソの供述」と同じ内容の「ウソの証言」を証人としてしてくれれば、つまり、自分の事件での「被告人」としてなく、他人である酒井被告の事件での「証人」として、ウソの証言をしてくれれば、この弁護士は「偽証罪の教唆」で逮捕できたろうにと思うが、高相被告はウソの「証言」はしてないし、既に自分の事件の裁判で本当のことをしゃべってしまったので、この可能性は無くなった。残念^^ (※一部訂正しました)

 ※追記ですが、この弁護士の行為については、「偽証罪の教唆の未遂」も考えられるが、「正犯が犯罪の実行に着手しなければ共犯は成立しない」という実行従属性の原則(共犯従属性説=判例通説)から、これも難しいようだ。

他方、証拠隠滅罪は、証人についてはその物理的な妨害に限るらしいので、「ウソの供述の指示」は証拠隠滅罪には該当しないようだ。

となると、無罪ということだろうか? それは納得できないが、よく分からない。(※弁護士会への懲戒請求などはできるだろう)

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