« 強制起訴を担当する指定代理人が検察とつるんでいない弁護士になるような制度的担保が必要 | トップページ | 小沢氏への検察審査会の審査について »

2010年5月23日 (日)

小沢氏への2度目の起訴相当議決はあるのか

阪口弁護士のブログにコメントした内容です(一部修正しましたが)。

http://blogs.yahoo.co.jp/abc5def6/61593205.html#61593205

>第1次審査で「直接証拠」と認定された、秘書の供述内容が、今回の検察の補充捜査で、完全に否定されることが明白になった以上、強制起訴された公判で、『間接証拠』で有罪にできるのかという点が『専門的知見』として要求され、第2次審査で検討すべき最大の争点になる。

論旨には賛成です。しかし、今回の検察審査会のメンバーの考え方は、「『間接証拠』で有罪にできるのか」を問題にする必要はなく、「有罪にできなくてもいいから、疑わしければ起訴して、公開の法廷で真実を明らかにしよう」という考え方のようです。このような考え方に立って起訴相当の議決をすることは、検察審査会法上「適法」なのでしょうか?

起訴相当の決議をするのなら、「共謀した」という抽象的レベルの事実ではなく、「何日頃、どのような言葉で指示した」という具体的な犯罪事実を提示する必要がある、というのはそのとおりと思います。

毎日新聞(2010/5/22)に「小沢氏の弁護側は「新たな審査員が判断すべきだ」とする上申書を審査会に提出することを検討している。」とありますが、確かに、重要な事件についてもう一度、市民感覚で議決するのなら、全て新しいメンバーにしてから議決した方が、より広範な市民の感覚を入れた議決になりますね。

いずれにせよ、次回の議決が、将来の禍根を残さないものであってほしいと思います。

上記の「このような考え方に立って起訴相当の議決をすることは、検察審査会法上「適法」なのでしょうか?」に対する阪口弁護士の見解は次のとおりだった。僕も同意権だ。

「有罪になるという確信がないのに『無罪かもしれないが公開の法廷で議論をさせるために起訴せよ』という権限まで検察審査会に付与していません。強制起訴権限は検察に代わって行う権限ですから、もし仮に検察が無罪になるかもしれないが起訴することと同じですから、そんなことはあっては国民は安心できません。それなら強制起訴権限の乱用です
公開の場で議論という問題は法的責任の問題ではなく、政治責任の問題です。もし今回の議決書がそのような立場なら明らかな誤り。今回の議決書は感情的な表現になっており、弁護士である補助員がお粗末と指摘したのはその為です。」

|

« 強制起訴を担当する指定代理人が検察とつるんでいない弁護士になるような制度的担保が必要 | トップページ | 小沢氏への検察審査会の審査について »

雑談(政治関係)」カテゴリの記事

コメント

【緊急拡散】口蹄疫問題に関する衆議院の質疑の模様
絶対に、見て
そして拡散してください。
この動画は、江藤拓議員の衆議院本会議での質問の際の様子の映像ですが、民主党議員たちのヤジと怒号は、すさまじいものです。
とくに後半では、マイクを持った江藤議員の声すらもかき消すほどすさまじい。この動画には、江藤議員だけでなく、赤松農相もずっと写っています。
是非、動画をご覧になってください。
加えて、ありえないこと、あってはならないことに、これだけ重大な問題に対し、2階のマスコミ席は、ガラガラです。いつもなら各マスコミのカメラの砲列で一杯なのです。これは衆議院の本会議なのです。
にも関わらず、メディアのカメラがまるでいない。
事前に「来るな」という圧力でもあったのでしょうか。
この動画を撮影し、掲載した「やまと新聞社」には、この動画のアップ以降、ものすごい数の嫌がらせが舞いこんできているそうです。
撮影をし、報道をした「やまと新聞社」は、この報道で、今後の国会議事堂内での撮影許可が降りなくなる可能性もあるとか。(要するに出入り禁止です。)ありとあらゆる機会を通じ、この冒頭の動画の拡散をみなさんにお願いしたいと思います。
URL
http://www.youtube.com/user/YamatoPress#p/u/1/_bgHL44MNjU
http://www.youtube.com/watch?v=mfavIkEI0-4&feature=related

投稿: アンチモン | 2010年5月24日 (月) 16時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/510700/48437547

この記事へのトラックバック一覧です: 小沢氏への2度目の起訴相当議決はあるのか:

« 強制起訴を担当する指定代理人が検察とつるんでいない弁護士になるような制度的担保が必要 | トップページ | 小沢氏への検察審査会の審査について »