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2010年8月29日 (日)

もし検察審査会の起訴相当の議決をしたら、小沢さんは、起訴の同意をするべきか?

今日のサンデーフロントラインを一部みてましたが、山岡議員が、小宮さんから「もし検察審査会の起訴相当の議決をしたら、小沢さんは、起訴の同意をするんですよね?」と聞かれて、ちょっとうろたえてましたね。

これに対する答えとしては「仮定の問題には答えられない」というのが常套句でしょうが、少し考えておく必要があるのでは、と思います。

そもそも、憲法75条が「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。但し、これがため、訴追の権利は害されない。」と定めているのは、こういう、総理大臣に対して起訴をしようという事態になることは、三権分立の下では、それが望ましいことかどうかはさておき、十分に在り得ることだろうと、もともと憲法の起草者が想定していた、ということですよね。

常識的に考えて、首相が起訴されている状態では、首相はその職責を十分に果たせないと思います。

だから、「もし強制起訴という動きになれば、首相の職責を十分に果たすために、起訴をしばらくの期間(首相の在任中)だけ『延期してもらう』ことは在り得るし、それは憲法が当初から想定していることだ」という回答はありえると思います。

追記: 上では、「起訴を首相在任中だけ延期してもらう」という回答でよいのではと書きましたが、「起訴に同意する」もありかなと思いました。次の記事を読んで。

以下、引用です。
http://news.livedoor.com/article/detail/4974672/
しかし、そこで小沢氏が「同意する」と宣言したらどうなるだろうか。

元検事の郷原信郎氏も述べているが、小沢氏の政治資金規正法違反疑惑は、小沢氏逮捕に執念を燃やす東京地検特捜部が二度までも不起訴、つまり裁判で有罪にできる見込みが無いので起訴を断念した事件だ。つまり、実際に裁判になれば、有罪になる見込みは限りなくゼロに近いといっていい。

しかし、仮に有罪になる可能性がゼロに近かったとしても、小沢氏にとって、起訴され裁判で被告人席に座らせられることの政治的なリスクは絶大だった。自身の秘書だった石川知裕衆院議員が、起訴された段階で民主党を離党していることから、小沢氏も起訴されれば離党を余儀なくされる可能性も高かった。

ところが、総理になり、実際は自分の権限で起訴を逃れることが可能になった時に、あえて自ら進んで起訴を受け入れ、被告人になる道を選択したらどうなるだろうか。元々小沢氏にとって、裁判そのものは怖くない。ただ、裁判で被告人席に座らせられることの政治的なコストが最大のリスクだった。それを自ら進んで被告人席に座る道を選択した瞬間に、そのリスクは雲散霧消するばかりか、もしかするとそれが何倍にもメリットとなって返ってくる可能性さえあるかもしれない。

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