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2010年10月11日 (月)

検察審査会の審査補助員の弁護士を、公判担当の指定弁護士に就任させるべきではない

小沢氏を起訴し公判を担う“検察官役”の指定弁護士3人の中の1人に「第5検審で審査補助員を務めた吉田繁実弁護士に決まる公算が大きい」と産経新聞の記事にある。

しかし、僕は、第5検審で審査補助員を務めた吉田繁実弁護士を、指定弁護士に就任させるべきではないと考える。理由は次のとおりだ。

第一の理由は、そもそも、検察審査会で審査補助員を務めた弁護士が、起訴担当の指定弁護士に就くことは、検察審査会の審査補助の公正さを疑わせることになる。なぜなら、審査補助員がその事件の起訴・公判を担当したいという個人的な思惑から、検察審査会の議論を強制起訴の方向に誘導する可能性があり、それを防ぐためには、「検察審査会で審査補助員を務めた弁護士が、起訴担当の指定弁護士に就くことはできない」というルールを定める必要がある、ということだ。

まだこのルールは確立してないが、とりあえず、「梨花の下で冠を正さず」というように、第5検審で審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、指定弁護士の就任を自発的に辞退すべきだろう。

第二の理由は、今回の起訴議決は、第1回議決の範囲を超える事実についても議決をしたということで、起訴議決の有効性に疑義が出ている訳だが、このような疑義のある議決を故意か過失かで誘導した吉田繁実弁護士には、小沢氏の起訴公判を担当する能力も適格性もない、ということだ。

以下、産経新聞の引用です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101009/trl1010092202001-n1.htm

小沢氏を起訴し、公判を担う“検察官役”の指定弁護士は東京地裁が指定する。地裁はすでに第二東京弁護士会に候補者3人の推薦を求めている。
 3人のうち1人は第5検審で審査補助員を務めた吉田繁実弁護士に決まる公算が大きい。吉田弁護士は「過去の例から、補助員が含まれる可能性が高いことは認識している」と前向きな姿勢を示している。

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