2015年3月 6日 (金)

独りで闘って何が悪い?

「ブラックジャックによろしく」などを描いた佐藤秀峰の漫画の中にあった言葉なんだけど、「独りで闘って何が悪い?」って良い言葉だなと思ったので、ここにでも書き留めておこうと思いました。

今は、チームとか仲間で頑張るのが流行りだし、その方が効率がいいのは間違いない。

だが、学校でもそうなのだが、仲間づくりをすると、その仲良しグループから抜けられなくなって、しがらみとかで、足を引っ張られる感じになって、なかなか現状のレベルを突破できなくなってしまうことがある。

集団行動はプラス面もあるがマイナス面もあると思う。

最近、特許訴訟ではないのが残念だが、個人的なことで訴訟をやることになった。

今日が第一回口頭弁論期日で、相手は、弁護士3人が横に並んでいた。

こちらは僕一人。

「独りで闘って何が悪い?」という言葉を思い出しながら、これから頑張ってみようと思います。

これが片付いたら、特許侵害のネタが2~3個はあるので、特許訴訟に踏み出そうと思っています。

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2014年4月12日 (土)

逆張りの人生

たまに感じるのだが、自分は逆張りのタイプ、逆張りの人生なんだよな、ということ。半官贔屓といってもいい。

 

昔から、僕にはそういうところがある。

 

どうしても、少数者や弱い立場の人(但し正義を感じられる人)の方の味方に付きたくなるのだ。

 

多数派や主流派には付きたくない、多数派や主流派に尻尾を振るのは自分らしくない、と感じる。

 

以前やってた株も逆張りばかり。そのおかげで大損ばかりで、株は一切止めました(笑)。

 

でも、思えば、発明家には、逆張りのタイプが多いのではないだろうか?

 

発明そのものが、逆張りだ。発明とは、常に、世の中の大多数の常識に反する少数派の意見(アイデア)なのだ。

 

その少数派のアイデアが将来的に大きく育っていって多数派になれば、そこで大発明だと周りの人々から言われることになる。

 

少数派のままならば、ただの多くの発明貧乏の中の一人で終わるだけだ。株と同じで、逆張りの勝負の結果は、歴史を待つしかない(まぁ歴史といっても、特許の期間は出願から20年なので20年間という短い歴史だけど・・・)。

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2013年3月18日 (月)

「一人で頑張る奴」の時代が終わろうとしてる?

Chikirinの日記:時代は変わったんだぜ

オープンイノベーションといってもいいし、水平分業といってもいいし、コラボレーションと言ってもいいんだけど、もはや「ひとりでスゴイもん作る」っていう姿勢に拘りすぎること自体がヤバくなってる。

これって個人でも企業でも国家でも同じでしょ。ひとりの人、ひとつの企業、ひとつの国家に強みがあるのは(ないよりはよほどマシだけだど)、それだけじゃ、勝てなくなってる。あのアメリカでさえ、自分ひとりで中国と対峙しようとしないでしょ。仲間を増やして勝負しようとするじゃん。

覚えておいたほうがいいのは、「友達のいない勉強のできる奴」とか、「一人で何でもやろうとする奴」の時代が終わろうとしてるってことだすよ。

利害を共にする人たちと組んで、それぞれの強みを持ち寄って、全体として超スゴイものを目指そう、そうじゃないと市場で選んでもらえない、という競争になってる時に、ひとりで頑張る!なんて無理すぎなんです。

もう、僕のような「1人でシコシコ発明を特許化して頑張る」という奴は時代から取り残されていくということだろうか?

でも、1人で頑張ってる奴、強みを持ってる奴(企業)が集まったときに、シナジーが生まれて何かが生まれるんじゃないの?
1人では何もできない奴、強みを持ってない奴(企業)が、何人集まっても、大したことにならないんじゃない?

このことについても、これから、どうなるか、自分なりに結果を出していってみたい。

追記: BLOGOSに意見投稿したけど、要は、時代が変わって、ネットワーク力、コミュニケーション力、コーディネート力が、今までになく大きな「強み」になってきた、ということかな。それだけ、従来の技術などにおける強みが相対的に低下してきたと。

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2012年9月 2日 (日)

発明で身を立てるために特許事務所に就職した個人発明家の方からのメール

このブログを見た方から質問のメールが来て、ご本人の承諾を得ましたので、公開します。
発明で身を立てるために特許を学ぼうと特許事務所に就職したという方です。
以下、この方からのメールの引用です。
「『個人発明』というキーワードで検索して、貴殿のホームページにたどり着きました。
もともと自分のアイディアで一攫千金を狙おうと、特許の実状を知るために特許事務所に身を置きましたが、個人が権利化・製品化(物の発明であれば)を行う困難さを知り、貴殿のご意見を拝聴したくメールをした次第です。
まず、私自身が困難と思っていることですが、
1.多額の資金が必要(減免等の制度を利用しても弁理士費用等を考えれば、相当の費用がかかり、金持ちの道楽としか思えません。)
2.権利化後の実施権交渉(企業への売り込みは営業力を必要とし、個人が行うのは現実的でないような気がします。)
3.権利化をしなくとも、アイディア商品は売れることもあり、「権利化せず商品・製品化」という選択肢がない。
などです。
現在のような経済状況で、個人が自助努力で自己資産を増やしていくことは選択肢としてあってよいと個人的に考えておる次第です。
貴殿は知財関係のご出身ということですが、発明を権利化する場合に、発明の特許性の有無や、権利化交渉する際の発明の評価はご自身でされているのでしょうか?」

これに対する僕の回答です。
1.発明貧乏を避けるためには、特許出願は弁理士に頼むのではなく、自分でやるべきと思います。特許請求の範囲の書き方などは最初は分かりくいので、自治体や弁理士会が行なっている弁理士の無料相談を利用してどんどん質問してみたらよいと思います。
2.権利化後の実施権交渉も、弁護士や弁理士に頼むと費用がかかり経済的に破滅する可能性もあるので、基本は自分でやるべきと思います。この交渉についても、自治体や弁理士会が行なっている弁理士による無料相談が利用できます。ただ、弁理士は交渉については弁護士ほど詳しくないので、自分で本などを買って勉強するべきと思います。企業への売込みを代行する会社もあるようですが、現状では多くは詐欺的な匂いがするので、基本は自分でやるべきと思います。
3.特に個人や中小企業にとっては、「権利化せず商品・製品化」という選択肢は有効ではないと思います。
僕は、自分で発明したときは、まずIPDLなどで調査して、多くは出願を断念しています。
企業への売込みをするときの自分の特許の評価(経済的価値)については、世の中の製品や技術の動向を見ることが必要ですが、それもネットなどで見ながら、自分で評価して企業への売込みなどをしています。
ただ、僕は、今まで、自分から売込みをして契約までもっていった経験はありません。全く視野に入れていなかった大手企業からライセンスして欲しいといわれて契約したことはあります。
自分の特許を既に実施している企業があった場合でも、交渉だけではなかなか契約締結までいかないので、訴訟などをしないと無理なことが多いと思います。僕はまだ訴訟をしたことはありませんが、知り合いの発明家で、そのような場合に訴訟をして利益を得たという人もいます。
訴訟をする場合、弁護士の費用が問題ですが、最近は弁護士の数が増えて、成功報酬だけ(着手金なし)でやる弁護士もいるので、探してみるのがよいと思います。ただ、そのような弁護士は実力がないことも多いので、見極める必要はあります。
だいたい、こんなところです。

いずれにせよ、発明家として成功するためには、単に発明ができるというだけではダメで、特許出願ができる、契約交渉ができる、訴訟のための弁護士の選定や弁護士との交渉ができる(場合により弁護士に頼らずに本人訴訟ができる)などの力が必要になると思います。

米国では、個人発明家などから特許を買い取る企業も多い(一部は上場している)ので、そのような会社に売却することで、とりあえずの軍資金を得ることなどが可能ですが、日本ではまだほとんどないですね。

僕も、もし成功したら、そのような個人発明家から特許を買い取ったり特許を一緒に行使したり(訴訟)する会社をやりたいという気持ちはあります。まだ成功してませんけどね。

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2012年5月12日 (土)

サムスン電子を米国で訴えた個人発明家からのメール(日本の個人発明家が米国でサムスン電子を相手に特許侵害訴訟を提起)

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1335628913/

 

「日本人の個人発明家が、放電管用インバータ回路に関する米国特許を侵害されたとして、韓国サムスン電子を4月10日付けで米テキサス州西部連邦地裁に提訴したことが明らかになった。訴えたのは、個人発明家でネオテス代表取締役の牛嶋昌和氏で、サムスン電子のLCDモニタのバックライト用冷陰極管の駆動に用いられているインバータ回路が、同氏のUSP5,495,405「INVERTER CIRCUIT FOR USE WITH DISCHAGE TUBE」を侵害しているとして、侵害の製品の差止めと 損害賠償を求めている。」

 

世の中は広いもので、個人でも米国特許を取って米国で特許訴訟する人もいるのですね。

 

僕には無理ですが、これから出願する個人発明家などは、米国特許を取って勝負ということも考えるべきでしょうね。米国には、特許管理会社、成功報酬弁護士、テキサス州東部地区連邦地方裁判所(世界一「有利な裁判所」を求めて特許訴訟でにぎわう人口2万5千の町(asahi.com2010年11月30日))、個人発明家を尊重する土壌など、個人発明家がビジネスや訴訟を大企業と対等に行なえるインフラが整っていますので。

 

僕の特許は全て日本だけなので、実は、上記の記事は数日前から知っていたのですが、そのときは、僕は米国特許訴訟に詳しくないし、特にこのブログで書くこともないかなぁと思っていました。

 

そしたら、昨日、この記事の米国特許訴訟を起こした個人発明家の方からメールを頂きまして、それで少し取り上げておこうと思いました。

 

この方は、このブログを以前から見て頂いていたようで、このブログの「発明と特許を武器に世の中に切り込み、野良犬のようなちっぽけな個人でも大企業・大組織と戦って勝てるんだという実例を作っていく」という目標に共感して頂いていたようで、大変嬉しく思います。

 

追記:タイトルを少し変えました。

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2012年4月28日 (土)

特許管理会社とパテントトロール(特許の怪物)

2012/4/25の日経新聞に特許管理会社とパテントトロール(特許の怪物)の話題が掲載されていた。

この記事によると、日本企業がスマートフォン分野で海外の特許管理会社から提訴される可能性が高まっている、その原因の1つとして、日本企業が経営不振からスマホ関連の特許申請を少なくしてスマホ関連の特許を十分に確保していないことがあるとのこと。

特許管理会社は沢山あるが、この記事では、米系(登記は英領バージン諸島)のプロント・ワールドワイド・リミテッド、独のアイピーコム、イタリアのシズベルなどが紹介されていた。他にも、例えばマイクロソフト元幹部が設立したインテレクチュアル・ベンチャーズなどがある。

これらの特許管理会社は、特許弁護士や個人発明家が起業することが多いが、米国では上場している会社もあるなど社会的に認められている。

このような特許管理会社の中、目的や手段が悪質なものはパテントトロール(特許の怪物)と呼ばれていると書かれていた。

以前は、大手電機メーカーなどの人は、全ての特許管理会社を一律にパテントトロールだとイメージ的に攻撃していた(まぁ事業の邪魔だという気持ちは分かる)が、最近は、通常の特許管理会社とその中の悪質な特許管理会社であるパテントトロールとを区別するのが常識になりつつあるようだ。

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2012年3月 4日 (日)

個人発明家も「パテントトロール」なのか? 特許法の目的は「産業発達」だけなのか?

個人発明家も「パテントトロール」なのか? 特許法の目的は「産業発達」だけなのか?

1.個人発明家が大企業を相手に裁判をしたら産業発達を阻害するのか?

「パテントトロール」(特許の怪物と翻訳されている)という言葉の定義ははっきりしていないが、自己実施していない(自分で製品を製造販売していない)企業体(個人発明家・街の研究所・大学など)が大企業を相手に特許訴訟することを一律に「パテントトロール」だと見做して、そのような訴訟は制限すべきだという意見がある。

確かに、個人発明家が大企業を訴えて差止めや損害賠償が認められたら、その大企業とその下請けの中小企業は困る。その限りでは、産業発達、特に「大企業とその下請け企業の発展」を阻害する。

2.特許法が目的とする「産業発達」とは何か?

しかし、「自己実施していない個人発明家は産業発達に寄与していない」というが、そもそも特許法の目的は「産業発達」だけなのか? また、その「産業発達」とは「現在の大企業中心の産業発達」だけなのか?

そもそも、特許法は、憲法の立場から見れば、憲法の理念を実現するために、民法の特別法として認められた「多くの駒の中の一つ」に過ぎない。

憲法の理念、つまり、社会全体の福祉の増進(社会を構成する個々人の幸福の追求と実現)という目的(憲法13条)から見れば、産業発達などはそのための「多くの手段の中の一つ」に過ぎない。

ましてや、「大企業(及びその下請企業)の発展」だけが産業発達ではない。「大企業・ガリバー企業中心の発展」だけを望むなら、独占禁止法など無い方がよい。

特許法が目的とする「産業発達」とは、「現在の大企業中心の産業発達」だけを意味するのではなく、いやむしろ、「これから個人や小企業が創り出すかもしれない将来の産業の発達」をこそ意味しているのではないだろうか?

3.特許法は社会の中に突然変異や下克上を誘発させるための手段・仕掛け(特許法の目的は「産業発達」だけか?)

これは僕の昔からの仮説なのだが、そもそも特許法は、憲法の理念をも踏まえて見るなら、社会の中に突然変異や下克上を誘発させて、社会のダイナミズムを引き出す仕掛けを内包させるためのものではないだろうか。

この仕掛けを有効に活用することにより、社会全体の発展と社会を構成する個々人の幸福増進を図ること、社会の中に突然変異や下克上を誘発させて、社会のダイナミズムを引き出す仕掛けを用意することをも、特許法が憲法から期待されているのではないだろうか。

青色発光ダイオードの発明の対価で出身企業(日亜化学)と裁判で争った中村修二さんの件は、確かに出身企業を初めとする企業に対してはマイナスを与え、近視眼的意味では「産業発達を阻害した」と思うが、日本の社会全体やその将来の産業(金融やサービスなどを含む全て)にとっては、1つの風穴を開けたという意味でプラスになった(巨視的な意味では「産業発達に貢献した」)と思う。

個人が大企業と裁判をすることは、日本社会に風穴を開ける効果はあるし、それがひいては「産業発達」に対して巨視的な意味でのプラスを与えることもあるのではないだろうか。

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2012年1月24日 (火)

芥川賞作家・田中真弥さんの受賞会見をみて(「自分を解き放つこと」が発明の条件)

芥川賞作家・田中真弥さんのことが話題になっている。
高校卒業以来、実家で母親に食わせてもらいながら、働かず、携帯電話もパソコンも持たず、手書きで小説を書き続けて、ついに芥川賞までやり遂げた。それも、下関という田舎町で。

おそらく下関には、小説家仲間は居なかったろう(本人は「友達はいない」と言っていた)。孤独の中でやり遂げたのだろう。7~8年くらい前からは小さい賞を受賞して編集者も付いたらしいが、それまでは孤独の中で、どういう気持ちで続けていたんだろうか。

石原都知事を揶揄した受賞会見も炎上中だ。空気読むのとは真逆の会見だったが、それが話題になっているのは、周囲の空気を読む習慣に、多くの人が倦んでいるからだろう。

今、大阪市の橋下市長が論戦相手を完膚なきままに(空気を読んで手心を加えることなく)叩きのめすのをテレビで見て、それを多くの人が喝采しているのも、これと同じ心情からだと思う。

僕は、田中真弥さんの会見を見て、発明家のことを考えた。

発明家にも、空気を読まないというか空気を読めない人が多い。

「自分を解き放つこと」がパイオニア発明を生むための基本的な条件ではないだろうか(応用的な発明、例えば、最適な数値範囲のデータを実験を繰り返して求めていく発明などには、必要ではない)。

自分を解き放って自由に翼を広げないと、突発的なアイデアや発想は生まれない。

周囲の空気を読んで萎縮したままでは、魂を揺さぶる小説なんか書けないし、本質的なアイデアも生まれてくるはずがないのだ。

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2012年1月 7日 (土)

これからは「目的本位」で

最近すっかりご無沙汰ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

先ほど、久しぶりに見たら、アクセス・カウンタが20万を超えていました。アクセス解析を見ると、ほとんど書き込みしていない最近でも、発明や特許などのキーワードによる検索エンジンからのものを初めとするアクセスが、毎日50件以上ありました。

 

こんなブログでも20万アクセスを突破できたこと、素直にうれしく思います。これもブログを訪問してくださる皆さんのおかげです。ありがとうございました。

 

さて、新しい年を迎えましたが、発明のことだけやるわけにはいかず、今まで、いろんな雑用や雑念を抱えながらやってきましたが、今までのやり方では到底、無理だと感じました。

 

それで、今年初めに、これからは「目的本位」に徹しようと誓いました。

 

目的本位とは、昔、森田療法(心身症などを直すためのリラックス法の一種)を始めた森田という心理学の先生が提唱された言葉なのですが、見栄とか世間体とかメンツとかその他もろもろのくだらない雑念は振り捨てて、大目的だけを考えてやっていけ、という思想です。

 

今、40数件の特許を抱えて、その毎年の維持年金の支払いにも結構頭が痛い状態ですし、大手企業へのライセンスの売込みも継続的にやっていますが、なかなかうまくいっていません(もっとも交渉は秘密裏に行うべきものなので、もし交渉がうまく進行してても、このブログでは一切書けないですけどね)。でも、何とか良い方向に向かっているのではないかという予感はあります。

 

ところで、昨年(2011年)の「個人vs大組織」の立役者はオリンパスの浜田正晴さん(50)でしたね。

 

上司の不正を社内のコンプライアンス担当に通報したら逆にそのことを上司に密告されて左遷・イジメに遭いましたが、それにくじけず、オリンパスに勤めたままオリンパスを相手に訴訟を起こして、一審(東京地裁)では敗訴してさらに酷い社内イジメに遭いながらそれに耐えて、ついに昨年の二審(東京高裁)で逆転勝訴判決(内部通報漏れ報復事件判決)。

 

コンプライアンス室への通報からあしかけ4年間の長く孤独な戦い。とても僕なんかには真似できない、すごい精神力です。全国の「大組織と戦っている個人」の人たちに、大きな勇気を与えてくれたと思います。

 

僕も、全国の個人発明家たち、あるいは「大組織と戦っている個人」の人たちの力に少しでもなれるように、そして連帯できる日を目指して、これから死ぬ気でやっていこうと思います。

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2011年8月 6日 (土)

老発明家(2)

数年前からの、もう子供も大きくなって、海とか関係のない夏が、また過ぎようとしています。

この「老発明家」というタイトルは3年前くらいに出したことがあって、その続きです。

Uさんは、この3年前のブログに書いた当時は81歳だったから、今は84歳。まだまだ元気がいい。

スカイプで全国の知り合いとカラオケをやったり、趣味人倶楽部という高齢者用SNSで活躍(?)したりしているらしい。

さっきも30分くらい話したが、原発からの放射性物質に関する発明を考えたので特許出願した方がよいかどうか迷っているらしい。仮に特許になったとしても、その頃には自分はこの世に居ないかもしれないからだ。

Uさんは身寄りがいないので、もしものときは財産は国にいく。以前、特許関係の財産(遺産)を僕にやると半分冗談で言われたことがあったが、丁重に断った。

Uさんは、今は、地方の老人ホームに居るのだが、今日の話では、今の地域は田舎で保守的で自分は周りから基地外扱い、少し離れた街中の老人ホームに転居するつもりと言っていた。

もう何件か下見をしていて、転居先も決めているらしい。

昔から「自由奔放」というのがぴったりの人だが、84歳で引越しをして人間関係もリセットするというバイタリティには驚くと同時に感心した。

追記:

最近、このブロクにはほとんど書き込みしてませんね。それでも、今も毎日、検索エンジンなどから一日数十~110件くらいのページビュー(ここ4ヶ月をみると、ページビューの平均は75件/日、ユニークアクセスの平均は50件/日)があって、自動的にアクセスカウンターが上がっているのは不思議です。全く書き込みしてないのに、何人かの発明家から新しくメールをもらったりもしています。
僕の発明については、今まで出願中だったけど特許になったというものが今年になってからも何件かあって、最近はもう余り数えていないけど、今までの累計で40件は軽く超えたでしょう。

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