特許はハイウェイの関所
今年も後少しですね。
今年は、特に良いことは無かったけど、今年の初め頃は手持ちの特許は10件だったけど、今年の間に11件増えて、今は計21件になりました。来年もこのペースで行くだろうから、多分、来年の後半には30件を超えると思います。
今の僕の手持ちの特許は、ほとんどが未だ実用化されてないもので、実用化にはあと2年から5年くらい掛かるものが多い。だから、今は、企業へのライセンスより先に、手持ちの特許の数を増やして行く時期なのだと思っています。
手持ちの特許が30件くらいになってくる頃になれば、そのうち、徐々に大企業から声が掛かってくるのではないかと予想(期待)しています。
大企業が僕の特許を意識しているかどうか、サッパリ分かりません。意識しててチェックしているのかも知れないし、全く眼中になく僕の一人相撲なだけかも知れません。
僕の個人発明家のビジネスモデルは、ハイウェイの関所を目指す、ということです。例えば九州から東京を目指して車で行くときを考えると、一般道路を通るだけではまず無理で、必ず高速道路を通らざるを得ない。そのとき、網の目状の一般道路のどこかに関所を設けててもスルーされるので全く意味ありませんが、高速道路のどこかに関所を設けておけば必ずその関所を通らなくてはならない。製品化の道筋が高速道路とすれば、そのために必ず通らなければならない部分に特許(必須特許)を取っておけば、大企業は必ずライセンス契約を結ぶしかなくなります。
まあ、僕はそういう戦略で今までやってきましたが、どうなるかな、その答えは早ければ来年中にも出るのでしょう。
なお、「大企業へのライセンスを目指す発明家」とは、大企業と発明分野が競合している発明家という意味です。「大企業へのライセンス型発明家」にとっては、自分の発明を世の中で商品化する道として、主として大企業へのライセンスを通じて大企業に商品化してもらうことが効率的だといえますが、資金が貯まれば自分で事業化することも当然に在りえます。その意味でも、「大企業へのライセンス型発明家」は、通常のパテント・トロールとは違うと思います。
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