« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月の5件の記事

2009年8月25日 (火)

農作業用の「身体装着式の腰掛け」の発明

昨日(2009/8/24)のNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」を見てたら、ゲストの渡辺満里奈が農作業を手伝う場面で、お尻に腰掛け(軽い素材)をベルトで装着しているのを見て、これはスゴイ発明だとびっくりした。

かなり以前からあるのだろうかと、IPDLで調べてみたら、 この種のアイデアは、少なくとも1996年や1999年頃から既に何件か出願されている(その前からもあるかも知れない)。

1996年に出願された「身体装着腰掛け」(特願平8-321863号)は、出願後に審査請求されないまま、見做し取下となっている。

1999年に出願された「作業用補助具」(特願平11-310156号)は、特許が認められている(特許第3502795号)。次の図は、この特許の図5より引用したもの。この図の符号2が身体に装着された腰掛け。

しかし、この特許は、その前に他者が既に何件かの出願をしているので、世の中で最初のパイオニア発明という訳ではないし、特許になっていても特に基本特許という程のものではなく、多くの特許と同様に、侵害の回避が容易な周辺特許の一つというべきだろう。末尾に、この特許の特許請求の範囲の請求項1を引用しておく。

Photo_2 特許第3502795号の請求項1:

【請求項1】 腰部に固着するベルトと、該ベルトの所定位置に設けられる腰掛け体とから成り、前記ベルトは、腰掛け体との間に足を通す環状部を形成したY字形状の第一帯状部材と、腰掛け体との間に足を通す環状部を形成したY字形状の第二帯状部材とで構成され、更に、第一帯状部材及び第二帯状部材の先端同志は連結可能に構成され、前記腰掛け体は、使用者がベルトを腰部に固着してしゃがんだ際、底面が地面に設置され、上面に臀部が載置されるように構成されていることを特徴とする作業用補助具。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月16日 (日)

夏休み

xtcさんのブログにもコメントしたことだけど・・・。

僕が子供の頃の夏休みは、いつも身近に入道雲と木陰の涼しさがあった。

夏休みは毎朝、朝顔を見ながら、近くのお寺でラジオ体操、日中は近所のガキ大将たちと近くの川で泳いだり・・・。そういう毎日も、お盆が過ぎて夏休みが残り少なくなると、胸が痛いというか、胸が締め付けられるような感じがしてた。名残惜しい感じ、今から思うと、夏にサヨナラしなきゃいけない、セミが死ぬように人間もいつか死ぬんだっていうような感傷的な気分。吉田拓郎の「夏休み」の世界だった。

大人の夏休みはそんな感傷も何もない薄っぺらだな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月12日 (水)

同窓会

先週の土曜日に中学校の同窓会があったので出てきた。皆、昔から付き合いの悪い僕が出てたので驚いてたようだけど。今までに5回くらいあって、僕は今回で2回目の参加だった。

 

僕は高校は地元の進学校といわれる高校(地方なので県立)に行ってて、この高校の同窓会はかなり頻繁に開かれてるんだけど、みな同じような人種が多く集まってるという感じがして、余り面白いと思わなくて(高校時代も余り面白いと感じなかった)、僕はほとんど出ていない。

 

これに対して、中学校は田舎のどこにでもある地域の中学校で、卒業生もいろんな方面に行ってて多様で、中学時代の良い思い出も幾つかあるし(肥溜めの思い出など?)、話をしてて面白いし楽しい。

 

子供の頃は全くウマが合わなかったのに、すごく変わってて、ウマが合いそうだなと感じた奴もいた。まぁ自分の方も変わったんだろうけど、そいつをみて、人間はここまで変われるんだな(表面だけかもしれないけど)と思った。いろんな目にあって、変わらなきゃと思って変わっていったのではないだろうか。

 

でも、この同窓会、出席したのは30人ちょっとで、同窓生全体の4分の1以下で、出席率はかなり低い。

 

以前、どこかのブログで、同窓会は見栄の張り合いで調子の良い人が行くところ、とあった。先日の同窓会で見栄の張り合いがあったのかどうか全部は知らないけど(僕が見た限りでは無かった)、調子が悪いときに少し行き難いというのは確かだろう。僕も若いとき、25歳の頃、無職でニートだったときに高校の同窓会に出て、少し気まずい思いをした経験がある。

 

まぁ、これから、子供が独立して、定年になって仕事から離れたら、また昔のような利害関係のない付き合いが再開できるのだろうが、子供も完全に独立してなくて仕事もあるような年代ではまだ微妙な問題もあるんだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

自動車メーカーの苦境

トヨタが超優良企業と言われたのも昔話になるのだろうか。ホリエモンのブログからの引用。

というよりは、日産の戦略は大手自動車メーカーの断末魔の叫びのような気がする。トヨタみたいに余力の有るところはハイブリッド車でお茶を濁してガソリンエンジン技術の延命を図ろうとしているが、結局日産や三菱のように余力の無いところがメーカーにとっては禁断の果実である電気自動車の普及拡大に舵を切る。そして、大手自動車メーカーは単なる薄利多売の組み立て販売メーカーになっていく。

1995年のウインドウズ95が出た頃から今までの15年間、日本の家電・パソコンメーカーはずっと低収益に喘いできた。OSやCPUなどの収益を生む戦略基幹部品を米IT企業が押さえてたので、日本メーカーはワンオブゼムになって付加価値の低い組み立て領域しか担当できなかったからだ。

同じメーカーなのに、家電・パソコンと自動車という扱う商品が違うだけなのに、なぜトヨタはあんなに高収益なんだ?とずっと疑問に思ってた。

今まで、自動車メーカーが、家電・パソコンメーカーのような悲惨な目に会わないで来れたのは、パソコンと自動車とで、商品特性として、次の2つが違うからだろう。

1.自動車のガソリンエンジンの製造は長年のノウハウの塊で、新興企業が真似しようとしてもできない。

2.自動車の部品点数はパソコンに比べて桁違いに多いので振興企業では工程管理できない。

この中の「1」のガソリンエンジンがバッテリー(とモーター)に代われば、自動車メーカーの優位性はなくなる。家電メーカーがバッテリーを製造し、新興メーカーに売れば、車が作れる。ホリエモンも言っているが、少し前に注目された燃料電池車よりも電気自動車の方が実用化に関して筋が良い、というのは確かだろう。エネルギー供給ステーションなどのインフラ装備が安く済むからだ。それと、バッテリーは、感電の危険はあるとしても、爆発の危険(特に、衝突時の爆発の危険)がある水素を使う燃料電池と比べたら、取り扱いがずっと容易だろうから。※なお、ホリエモンも言ってるように、ハイブリッドカーは自動車メーカーがガソリンエンジンを生き延びさせるために出した答えの一つだという見方があるが、もっともだと思う。

「2」の部品点数については、モジュール化が一つの答えになる。自動車の部品点数がどのくらいか知らないけど、仮に1万点としても、100個の部品を1個のモジュール(複合部品)にして部品メーカーから供給を受けたら、100個のモジュールを管理すればよいだけになって新興メーカーでも容易に管理できる。

日本人としてはトヨタなどが苦境に陥るのは困るけど、消費者としては安い自動車が出るのはハッピーだし、時代の流れと受け入れるしかないのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月 1日 (土)

ひこにゃん類似グッズ、これは不競法違反(5年の懲役)で、彦根市にチャンスだろう

ひこにゃん、困ったにゃん そっくりグッズ流通で」という記事。以下引用。

滋賀県彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」にそっくりなキャラクターのグッズが土産物店などで販売されていることが分かり、市は28日までに「著作権と商標権を侵害している」として、市内の6業者に販売中止を要請した。

そっくりキャラは、ひこにゃんを考案した大阪市のキャラクター作家の男性が手掛ける「ひこねのよいにゃんこ」。作者自身が別キャラをつくる珍しいケースに、市側は頭を抱えている

ひこにゃんは2007年開催の「国宝・彦根城築城400年祭」のキャラクター。男性の作品が公募で選ばれ、市が著作権を買い取り、愛称とともに商標登録した。

しかし、男性側は「ひこねのよいにゃんこ」のうち「座る」「跳ねる」「刀を抜く」の三つのポーズだけをキャラクターとして市に譲渡した、と主張。図柄の使用中止をめぐって調停を申し立てる騒ぎにもなり、結局、市側が販売業者らに3ポーズ以外のひこにゃんの使用を規制することで合意した。

一方、今年になって「にゃんこ」のぬいぐるみやクッキーなどが流通しているのを市が確認。市は「男性から事前協議がないままグッズが出回った。合意したのは絵本の出版などに限られるはず」と反発している。男性の所属する大阪市のデザイン会社は「にゃんこの創作活動は市も認めているはず」と反論しており、話は平行線のままだ。」(太字は当ブログによる)

彦根市と著作者の男性との合意内容は詳しくしらないが、この記事からは、おそらく、

(1)彦根市は、3つのポーズのひこにゃんについてのみ、グッズ販売を販売業者らに許諾できる、

(2)上記(1)の前提として、ひこにゃんの著作権は、彦根市に譲渡し、彦根市は、ひこにゃんの創作活動(絵本の出版など)を男性側に許諾する(又は、男性側が著作権を留保し、彦根市には、この3つのポーズのひこにゃんについてのみ、著作権を許諾する)、という合意なのだろう、と予想される。

もし、こういう合意なら、確かに、上記の記事での男性側の主張のように、「にゃんこの創作活動(絵本の出版など)」は、男性側に認められている。

しかし、「にゃんこのグッズ販売」は、「にゃんこの創作活動(芸術活動)」ではなく、ただの「商売」に過ぎないから、このような「にゃんこグッズの販売」は、上記の合意で認められた範囲内ではない。

このように、男性側の「にゃんこグッズの販売」が彦根市との合意で認められていないとすれば(そのような仮定を前提とすれば)、「にゃんこグッズの販売」は、彦根市の有名なひこにゃんキャラクタと酷似したキャラクタのグッズを販売して消費者を混乱させるものだから、不正競争防止法違反という5年以下の懲役に該当する行為になる可能性があるので、彦根市は刑事告訴や損害賠償請求などが可能だろう。

※不正競争防止法違反の類型の一つに、「他人の商品の外観表示で既に周知になっているものと類似する外観表示を使用した商品を勝手に販売する場合」というのがある(不正競争防止法2条1項1号)。

※男性側と類似グッズの販売業者とは、共犯・共同不法行為の関係になる。

つまり、彦根市のひこにゃんキャラクタを利用したグッズ販売は、既に彦根市が主導して広く知られている。そして、「グッズの販売」は、あくまで商売であって創作活動ではないから、「男性側に著作権(又はその許諾)がある」としても、「著作権(又はその許諾)がある」というだけで適法になることはない(適法とするためには彦根市との合意が必要)。したがって、男性側と彦根市との合意内容が上記のようなものだったとすれば、もし男性側に創作活動についての著作権の許諾があったとしても(又は男性側が著作権を留保していたとしても)、不正競争防止法違反になることに変わりはない。

※もし男性側が著作権を留保していたという場合、著作権はコピーする権利だから、文具などのグッズに自分の著作物をコピーするのは自由なので適法だろうという主張があるかもしれない。しかし、このような場合、ただの私権である著作権よりも不正競争防止法が優先するだろう。不正競争防止法は公共の経済秩序を維持するための法律だから。

彦根市は、頭を抱える必要は全くない。

むしろ、今回のことをチャンスとして、男性側に和解の交渉に応じるように呼びかけた方がよいと思う(交渉に応じなければ刑事告訴や損害賠償請求訴訟をしますよ、ということで)。つまり、今回の男性側のチョンボ(不正競争防止法違反)を逆手に取って、2007年の彦根市に不利な合意を修正するように交渉するチャンスがやってきたと前向きに考えるべきだろう(男性側が今回のグッズ販売で儲けた不当な利益も、損害の賠償として彦根市に吐き出すように、交渉の対象に入れるべきだろう)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »