特許管理会社とパテントトロール(特許の怪物)
2012/4/25の日経新聞に特許管理会社とパテントトロール(特許の怪物)の話題が掲載されていた。
この記事によると、日本企業がスマートフォン分野で海外の特許管理会社から提訴される可能性が高まっている、その原因の1つとして、日本企業が経営不振からスマホ関連の特許申請を少なくしてスマホ関連の特許を十分に確保していないことがあるとのこと。
特許管理会社は沢山あるが、この記事では、米系(登記は英領バージン諸島)のプロント・ワールドワイド・リミテッド、独のアイピーコム、イタリアのシズベルなどが紹介されていた。他にも、例えばマイクロソフト元幹部が設立したインテレクチュアル・ベンチャーズなどがある。
これらの特許管理会社は、特許弁護士や個人発明家が起業することが多いが、米国では上場している会社もあるなど社会的に認められている。
このような特許管理会社の中、目的や手段が悪質なものはパテントトロール(特許の怪物)と呼ばれていると書かれていた。
以前は、大手電機メーカーなどの人は、全ての特許管理会社を一律にパテントトロールだとイメージ的に攻撃していた(まぁ事業の邪魔だという気持ちは分かる)が、最近は、通常の特許管理会社とその中の悪質な特許管理会社であるパテントトロールとを区別するのが常識になりつつあるようだ。
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